方名:内異方【効能主治】 効能:気行破瘀、軟堅消症。主として子宮内膜異位症を治療する。 【処方组成】 炒当帰9g、丹参12g、赤芍9g、制香附9g、血竭3g、川牛膝9g、桂枝3g、炙甲片9g、皂角刺12g、干漆4.5g、茯苓12g、海藻9g。水煎して服用。 【弁証加減】 生理痛が激しい場合、炙甲片・皂角刺・莪術・海藻・干漆を除去し、延胡索9g・没薬4.5g・失笑散(包)15gを加える;月経量が多い場合、上記薬材を除去し、さらに桂枝・川牛膝を除去し、丹参を6gに減らし、白芍9g・花蕊石15g・熟軍炭9g・震霊丹(包)12gを加える。これらの2つの加減方とも、月経開始2~3日前から服用を始め、7剤連続服用後、月経終了後に基本方を服用する。肝鬱気滞の場合は柴胡4.5g・川楝子9g・丹皮9g・烏薬9gを加える;肛門部の墜落感がある場合は槟榔9g・枳殻6gを加える;気虚の場合は党参12g・黄耆12gを加える;陰虚の場合は生地12g・麦冬9g・女貞子9gを加え、桂枝を除去する;腎虚の場合は杜仲9g・狗脊9g・桑寄生9gを加える;寒凝の場合は吳茱萸3g・炮姜4.5gを加える;湿熱の場合は敗醬草30g・鴨跖30gを加える。 【臨床効果】 43例の患者に適用した結果、著効13例(不妊の治癒4例を含む)、30.2%;有効25例、58.2%;無効(再発を含む)5例、11.6%、総有効率88.4%。 【処方出典】 上海市第一人民病院蔡小荪。 【按語】 本方は蔡庄によって整理・発表された。蔡氏は子宮内膜異位症の主要な病機は宿瘀内結であると考え、治療は必ず化瘀を基本とするべきであると主張する。子宮内膜異位の病変に対しては本方では化瘀消症法を用いるが、生理痛に対しては化瘀止痛法を用いる。特に重要なのは、内異症に伴う月経過多または崩漏の場合、単純に止血法を用いても効果が得られないことである。依然として活血化瘀を主軸とし、固摂を佐助として、経前3日から投薬することで、瘀血を掃き出すことが、止血・鎮痛の効果を得る鍵となる。<子宮>
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