本症の原因は多岐にわたり、主に頚椎組織の高齢者特有の変性変化が原因である。つまり、骨の肥大が神経・血管を圧迫したり、局所を刺激して無菌性炎症を引き起こし、さまざまな症状を呈する。これを頚椎症候群と呼ぶ。中医では、年齢とともに体が衰え、腎気不足、気血の乱れにより経絡が閉塞し、筋骨が不調になることが病因と考えられている。患者は頭・頸部・肩・腕のしびれや痛み、四肢の酸軟無力、めまい、心悸亢進、大小便失禁などの症状を示す。現在行われている治療法は以下の通りである: マッサージ法: 坐位で頭を少し前方に傾け、頸部を露出させる(体が弱い場合は俯臥位で、胸を前方に傾ける)。まず、頸部中線の風府・哑門から大椎穴まで、一指禅推法・按揉法を用いて施術。両側の風池から大杼穴まで同様の方法で施術し、5~10分繰り返す。次に、天柱・肩中俞・肩外俞・天宗などの経穴に点圧を5~10回行い、その後、頸部・肩臂部に掖法(腋下の挿入法)を3~5分施す。 再び坐位を取り、医師が後方から立ち、片方の親指で患者の椎体の圧痛部位を押さえ、もう一方の肘で患者の下あごを前方上方へ牽引しながら、頭部を軽く回転させる。しばしば整復の「カチッ」という音が聞こえる。 上肢にしびれ・膨張感・震え・無力感がある場合は、以下の追加手法を行う: 患者は坐位。医師は後方から立ち、両手で患者の下あごを支え、軽く1~3分間上に引き上げ、症状の改善と軽さを感じさせる。 さらに、片方の手で患者の額を支え、もう一方の手で両側の頸部を押さえる。風池から肩井まで順番に下向きに捏揉し、10~15回繰り返す。病歴が長い場合、前腕や手に筋萎縮が認められ、頭痛・めまい・頭皮痛がある場合は、単手で患者の手を抓揉み5~10回行い、擦法で熱くなるまで行い、合谷穴、内関・外関穴をそれぞれ1~3分間捏揉する。手のひらの太陽穴を1~3分間揉む。一方の手の魚際で患側の頭面部を3~5分間揉み、手で髪を梳くように1~3分間行い、快適な感覚を得させる。
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