一、指禅指圧 伝説1:梁武帝時代、達磨菩薩が既存の指圧・マッサージに、搓・擦・滾・捻・纏・揉の6法を加えた。 伝説2:仏教禅宗語彙。万物一体を意味する。 宋朝の俱阺和尚が天龍和尚に仏教教義を尋ね、天龍和尚が指一本を立てて、俱阺和尚が大悟した。現存する記録によれば、清咸豊年間の武舉人李鑑臣が揚州に滞在し、丁鳳山に伝えた。現在の朱春霆と王紀松は李の4代目伝承者である。一指禅指圧法には14法が常用される。即ち、推拿・按摩・滾・捻・搓・抄・纏・揉・摇・抖・抹・勾である。特徴は経絡に沿い、技巧的で、取穴が正確であり、内婦兒雑病に適している。 二、滾法指圧 滾法指圧の創始者丁季峰は、一指禅指圧の門人であった。臨床では滾法を主手段とし、揉・按・拿・捻・搓および肢体の被動運動を組み合わせ、滾法を発明した。特徴は: (1)経絡学説を基礎とし、生理・解剖・病理などの理論を実践の根拠とする。 (2)精密な検査の後、軽巧で柔軟な手法で治療する。接触面積が大きく、圧力も大きくて、柔和で快適であり、経絡を浄化し、気を巡らせ、血を活性化する。適応範囲は半身不遂、小児麻痺、頸肩腰臀および四肢関節の軟組織の捻挫・挫傷など。 三、内功指圧 内功指圧は山東の馬万起・馬万龍兄弟を代表とする。全体観念を強調し、正気を補い、邪気を駆除する。少林内功を指導して患者に運動を促す。手法には擦拿(五指拿捏拿)、点(肘按を含む)、分、合、掃散、理、劈、抖、搓運、拔伸、击(掌打・拳打・棒打)などがある。内科指圧のもう一つの特徴は、湿熱敷法および棒打法を併用して治療すること。 四、正骨指圧 正骨指圧は正骨マッサージ、傷科マッサージとも呼ばれる。骨の亀裂・筋結・筋歪みなどの骨傷疾患を診療範囲とする指圧法である。基本的手法は推拿・按摩・摸・接・端・提の8法である。臨床応用は正骨手法と指圧手法に分けられるが、両者は併用することも可能である。近代の中医正骨指圧名医には杜自明、黄東山、陸文がいる。正骨指圧は骨傷疾患の治療において重要な役割を果たす。正しい正骨手法を用いれば、折れたものは再結合し、陥没したものは再隆起し、破砕したものは再形成し、突出したものは再平坦化できる。『正骨心法要旨』には、「手法はそれぞれ適宜あり、治癒の速さや後遺症の有無は、手法の適切さにかかっている」とある。 五、点穴指圧 点穴指圧は指圧指圧、指針療法とも呼ばれる。臨床では、手指で経絡・経穴を押さえて、疾病を予防・治療する指圧法である。『素問・挙痛論』には、「押すと熱気が至り、熱気が至れば痛みが止まる」とある。本法の特徴は感応が強く、作用が早く、損傷が小さい。基本的手法は、親指の先端または羅紋面で経穴を押さえる。動かさずに押す、または揺らす、震える、滑らせるなど。その他、爪掐、肘圧、叩点、禔針がある。近代の点穴指圧名派には鄭懷賢の経穴マッサージ法、脊柱按法、胸穴指圧法、指圧麻酔法がある。 六、小児指圧 小児指圧は小児マッサージとも呼ばれる。『西漢・帛書・五十二病方』には、勺の縁を使って患児の病変部位を括擦して疾患を治療する方法が記載されている。晋の『肘后备急方』では、捏脊法で腹痛を治療する方法が紹介されている。唐の『千金要方』では、膏摩を小児の囱上および手足心に塗布して風寒を除く方法が述べられている。唐の『外台秘要』では、頭部および背中をマッサージして小児の夜間不安を予防する方法が記載されている。宋の『蘇沈良方』には、掐法で脐口撮(おなかの口が開く)などの症状を治療する方法がある。 明清期には小児指圧専門が存在した。小児指圧の著書は30余冊あり、現存するものは約10冊。その中で、『針灸大成』の『按摩経』(1601年)が現存する最も古い小児指圧著作である。また『小児指圧方脈活嬰秘旨全書』が現存する最も古い小児指圧専門書(単行本)である。 小児指圧の臨床的特色: (一)手法操作の順序を強調する:頭面部→上肢→胸腹部→腰背部→下肢。 (二)手法の補瀉作用を強調する:例えば、旋推は補法、直推は清法。緩摩は補法、急摩は瀉法など。 (三)膏摩の使用を重視し、季節や症状に応じて葱姜汁、滑石粉、涼水などを媒体として用いる。これにより、か弱い皮膚を保護し、手法の効果を高める。小児指圧の対象は通常6歳以下であり、年齢が小さいほど効果が良い。
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