黒白顔の改善に用いる取穴 穴名:行間(こうかん)、太衝(たいしょう)。 鍼法:毫針を使用。体格が強い者には瀉法(しゃほう)、体が弱い者には補法(ほほう)を用いる。 解説:本法は唐代の孫思邈の『備急千金要方』に由来する。肝臓は血を貯蔵し、疏泄(そせい)を主とする。肝気の鬱滞や疏泄の失調により、気血の流れが滞れば、顔色は晦暗で黒ずむ。足厥陰肝経の行間・太衝を鍼刺することで、肝の疏泄機能を回復させ、気血がスムーズに流れれば、顔色は黒から白に変化する。 若返り・美肌のための取穴 主穴:4組に分けられる。第一は肝俞(かんゆ)、神俞(しんゆ)、三陽交(さんようこう)、湧泉(ゆうせん)。第二は肺俞(ひょうゆ)、大腸俞(たいちょうゆ)、関元俞(かんげんゆ)、気海俞(きかいゆ)。第三は脾俞(ひゆ)、足三里(そさんり)、関元(かんげん)。第四は腎俞(じんゆ)、天樞(てんしゅ)、足三里(そさんり)、湧泉(ゆうせん)。 補穴:2組に分ける。第一は攒竹(ざんちゅ)、絲竹空(しつちくう)、迎香(ぎょうこう)。第二は晴明(せいめい)、太陽(たいよう)、巨寥(きりょう)。 鍼法:主穴のうち1組と補穴のうち1組を選択し、両側に鍼を刺す。 解説:本法の主穴は多く脊背部の俞穴であり、臓腑の経気の充満する場所であるため、これらを定期的に鍼刺することで、臓腑の気血の盛衰を全体的に調整し、経気を活発にし、長寿・若返り・美肌の効果を得ることができる。 しわ除去・しわ予防のための穴 主穴:絲竹空(しつちくう)、攒竹(ざんちゅ)、太陽(たいよう)、巨寥(きりょう)、迎香(ぎょうこう)、頰車(きょうしゃ)、翳風(えふう)。 補穴:中脘(ちゅうかん)、合谷(ごうこく)、曲池(きょくち)、足三里(そさんり)。 鍼法:主穴は1回に3個、補穴は1~2個使用。主穴は瀉法、補穴は補法を用いる。 解説:この組み合わせの特徴は、局所取穴と遠隔取穴の併用である。即ち、しわができやすい部位に近接して取穴する一方、全身の臓腑経絡の調整を考慮し、陽明経の穴を選び、両者を組み合わせることで相乗効果が得られる。
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