百部酒 百部120g、根毛を除き洗浄し、潤透後粗く切って粗末にし、布袋に詰め、米酒3斤(約1.5kg)に浸す。15日後に服用。1回15ml、1日3回。効能:肺を潤して咳を止める。慢性気管炎や喘息などの治療に用いる。 竹黄酒 竹黄30g、白酒1斤(約500ml)で5日間浸す。1回小盅(約10ml)、1日2回。効能:痰を化し痛みを止める。竹黄は肉座菌科真菌「竹黄」の子座であり、竹竿に生育し、主に四川、安徽、江苏、浙江などで産出される。咳嗽痰多などの症状に用いられ、胃気痛にも効果がある。灰爪甲、鵞掌風などの皮膚病患者は服用を避けること。 羊胰酒 羊の膵臓1具、大棗40枚。大棗は核を取り除き、肉を切り砕き、共に20斤(約10kg)の米酒に7日間浸す。1回30ml、1日3回。効能:肺を潤し痰を化す。羊の膵臓は山羊の膵臓である。『本経逢原』には、「猪の膵臓と同功だが、肺に働きかけて痰を祛除する効果は特に顕著である」と記されている。慢性気管炎で長期間咳が止まらない者に対して、しばしば効果を示す。 葱豉酒 生大葱30g、淡豆豉15g、黄酒50g。豆豉を小さなアルミ鍋に入れ、水1小碗を加え、10分間煎煮。その後洗った葱(根付き)を加え、さらに5分間煎煮。その後黄酒を加え、直ちに鍋から出す。熱いうちに服用。効能:発汗解表、寒を祛ぎ胃を調える。外感風寒、発熱頭痛、虚煩無汗、悪心嘔吐などの治療に用いる。 迎山紅酒 迎山紅15g、白酒1斤(約500ml)で5日間浸す。1回1盅(約10ml)、1日2回。効能:咳を止めて痰を化す。迎山紅は杜鵑花科植物「迎紅杜鵑」の葉である。薬理実験報告によれば、マウスに迎山紅の揮発油を灌服すると明確な鎮咳作用がある。その煎剤は試験管内において黄色ブドウ球菌に抑制作用を示す。慢性気管炎の咳喘に対して良好な効果がある。 桑白皮酒 桑白皮200g、洗浄し潤透後、細丝に切り、乾燥させ、米酒2斤(約1kg)に7日間浸す。1回20ml、1日3回。効能:肺を泻し喘鳴を平らげる。桑白皮は桑科植物「桑」の乾燥根皮。性味は甘寒で、肺熱を下ろし気を降ろし喘鳴を平らげ、肺の水を下ろし痰を消す。肺熱による咳喘、特に肺気腫併感染や急性気管炎の咳喘に適している。 紫蘇子酒 紫蘇子600g、微炒し砕き、綿袋に詰め、黄酒5斤(約2.5kg)に7日間浸す。1回10ml、1日2回。効能:気を下ろし喘鳴を安定させ、咳を止めて痰を化す。痰涎が盛んに生じ、肺気の上逆による喘鳴に用いる。本品は滑腸・気を耗く欠点があるため、陰虚喘鳴および脾虚便溏の者は禁忌。 満山紅酒 満山紅葉60g、砕き、白酒1斤(約500ml)を加え、7日間浸す。1回20ml、1日3回。効能:咳を止めて痰を祛ぐ。薬理実験の提示によれば、本品には鎮咳、祛痰、平喘作用がある。臨床観察では、慢性気管炎の咳止め効果は優れているが、祛痰は次いで、平喘はやや劣る。単純型には良い効果があり、喘鳴型および肺気腫を合併した場合の効果は劣るため、使用時に参考にすべき。
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