病期および初愈時の禁欲 病気の期間中は、体が虚弱で、陰陽が不均衡である。この時期は節欲して精を保ち、夫妻の合房を禁止すべきである。特に重篤な病気や特定の伝染病の場合、房事は停止すべきである。男女の合房により病情が悪化し、命を危険にさらすケースは珍しくない。『医灯続焰・尊生十二鑑』には「遠房室」という章を設け、「長寿を修めるにはまず色を遠ざけるべきである。まして病気の者にあらずや!病は虚より邪を致す。よって堅く城を守り、寇を拒もう」と述べている。夫妻の健康を守るために、以下の状況では房事は禁止すべきである。第一に性病。一方が性病にかかっている場合、梅毒、淋病、軟性下疳、股間肉芽腫などは、完治するまで房事は行わない。そうでなければ、相手に性病をうつす可能性がある。第二に肺結核の活動期。肺結核患者は性欲が強く、感情が昂りやすく、相手に感染するリスクがある。夫妻は別々の布団で寝、早期回復を促すべきである。第三に急性伝染性肝炎。第四に女性が滴虫性膣炎または真菌性膣炎にかかっている場合、積極的に治療し、完治してから房事の再開を許可すべきである。第五に腎炎や心臓病の患者は、治療後も房事の節制が必要であり、再発や病情の悪化を防ぐためである。 病気の初愈期の回復段階では、やはり節欲して精を保つべきである。なぜなら、腎精は人体の生命の基礎であり、病後は精虚気弱、元気がさらに弱い。静かに休養する必要がある。この時期に房事で精を消耗すると、病気が再発する隙をつかまれる。古人はこれを「房労復」「女労復」と呼び、「病後三復」の一つとして挙げており、再発した病気は以前よりも重症で、治りにくいとされた。『傷寒論』には「新恙後、精髓枯渇、切に房事をしてはならない。房事の労復は必死」とある。これにより、病後の房事の深刻な害が強調されている。したがって、重病の初愈期は、体が回復の途にあるため、房事には禁忌があり、少なくとも慎重にすべきである。
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