1. 適応症:胆石症併発胆嚢炎。 2. 治療法:①利胆合剤の薬物組成および加減:金銀花30g、茵陳30g、虎杖9g、郁金9g、蒲公英15g、莪術15g、赤芍9g、烏梅6g、柴胡10g、雞内金10g。急性期に肝胆瘀熱がある場合は、金银花10g、黄芩9gを加える。鬱滞が顕著な場合は、木香6g、穿山甲9gを加える。痛みが強い場合は、延胡索9g、木瓜9gを加える。緩解期に肝鬱脾虚がある場合は、青皮9g、白朮10gを加える。湿阻脾胃がある場合は、平胃散を加える。気虚が顕著な場合は、黄耆10gを加える。 ②体針の選穴および補穴:日月、陽陵泉、丘墟、太衝、胆囊穴。肋痛・嘔吐が顕著な場合は、期門を加える。腹部膨満・便秘が顕著な場合は、足三里、解溪を加える。針刺法は瀉法を使用する。 3. 治療結果:40例の患者を観察したところ、結石排出者17例、総効果率87.5%であった。 4. 議論:胆石症併発胆嚢炎は、祖国医学における「脇痛」「積聚」等に属する。本疾患は、肥甘な食事の過度摂取や労働過多によって引き起こされやすく、湿熱・気滞・血瘀と密接に関係している。そこで、清熱利湿・散瘀止痛・化石排石を目的とした利胆合剤を設計した。薬材としては、金銀花、茵陳、赤芍、雞内金などを選用し、本疾患の病機に適合している。体針は日月、陽陵泉、丘墟、太衝などの穴を選択し、瀉法で針刺することで、「経絡を通す」ことを目的とし、胆内の結石排出を促進する。研究により、丘墟などの穴への針刺は胆管の規則的な収縮を誘導し、蠕動を強化することが確認されている。太衝穴はオーディー括約筋の痙攣を緩和する。陽陵泉は胆嚢の運動能力と排空能力を高める。よって、体針と中药の併用により、本疾患に対して良好な効果が得られた。
|