血液病は、多くが気血不足の表現を示す。治療は補気を重視すべきである。理由は二つある。第一に、有形の血は速やかに生成できないが、無形の気はまず急いで固める必要がある。第二に、補気は血を生じる助けとなり、血を巡らせる助けにもなる。ここでは、筆者が臨床で使用した経験方をいくつか紹介する。 一、血小板減少性紫斑病治療方:黄芪30グラム、人参15グラム、阿膠9グラム。まず人参・黄芪を煎じて汁をとり、その後阿膠を溶かして3回に分けて服用。重症の場合は1日2劑。 二、白血球減少治療方:黄芪60グラム、大棗30グラム。2薬を水煎し、3回に分けて服用。2週間連続服用で顕著な効果が現れる。 三、失血性貧血治療方:黄芪45グラム、白術・当帰・丹参各15グラム、炙甘草6グラム。水煎して3回に分けて服用。3~4週間服用が望ましい。 四、悪性貧血治療方:黄芪30グラム、首烏・熟地各15グラム、川芎・白芍・当帰・澤蘭各12グラム、大棗4枚、炙甘草6グラム。上記薬を水煎し、3回に分けて服用。1ヶ月連続服用。治癒しない場合は、さらに半月~1ヶ月服用。 五、再生不良性貧血治療方:黄芪30グラム、生地18グラム、首烏・党参各15グラム、阿膠・白術・茯苓各12グラム、甘草6グラム。上記薬を水煎して汁をとり、阿膠を溶かして3回に分けて服用。1回に紫河車粉6グラムを送る。長期服用すれば効果あり。 六、慢性骨髄性白血病治療方:黄芪30グラム、当帰・龜版膠・鹿角膠各12グラム、三棱・莪術各9グラム、蜀羊泉・紫河車粉6グラム。水煎して汁をとり、二膠を溶かして3回に分けて服用。また、紫河車粉2グラムを送る。1~2週間連続服用。
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