盆腔炎は婦人科の代表的な疾患であり、女性の盆腔生殖器の炎症の総称である。子宮炎、盆腔腹膜炎、盆腔結合組織炎、卵巣付属管炎などを含む。中医も盆腔炎に対して巧妙な治療法を持っている。 伝統中医では盆腔炎を五つのタイプに分類し、弁証施治と西洋医学的治療を組み合わせることで、根本的・症状的両面からの治療効果を得ることができる。 1. 熱毒型:高熱、寒戦、頭痛、小腹の痛み、帯下量が多めで膿のよう、悪臭あり、尿が黄色く、便秘。舌質紅、苔黄、脈滑数または弦数。妙方:野菊花栓(外用)。1回1錠、肛門投与、1日12回。 2. 湿熱型:低熱、小腹の灼熱感・痛み、口渇だが飲みたいと思わない、帯下量が多く黄色く質が濃い、または赤黄混合。舌質紅、苔黄膩、脈滑数。妙方:金雞胶囊(1回4錠、1日3回、温水で服用)。 3. 湿熱淤滞型:小腹の膨満・痛み、口苦・口渇、帯下が黄色く濃い、小便が濁り、大便が固い。舌が暗紅、苔黄または白、脈弦または弦数。妙方:婦宝沖剤(1回20g、1日2回、お湯で溶かして服用)。 4. 淤血阻滞型:下腹部の持続的な痛みで押すと痛む。経血が滞り、量が多い、塊がある。舌紫暗、または瘀斑・瘀点あり、苔薄、脈沈弦または涩。妙方:婦女痛經丸(1回9g、1日2回、温水で服用)。 5. 冲任虚寒型:小腹の冷え・痛み、暖かさを好む、押すと気持ちよい。帯下量が多く、色白で質が薄い。寒がり、四肢が冷える。舌質淡、苔薄白、脈沈細。妙方:温経丸(1回1錠、1日2回、温水で服用)。
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