アメリカの研究者らは、適度な飲酒が男性の腎機能低下を予防する可能性があると発見した。 『内科文献』誌の報道によると、アメリカボストンのブリガム婦人病院の研究チームは、「医学健康研究」プロジェクトに参加した1万1千人の男性を対象に、血液検査とアンケート調査を行った。 調査対象の男性の中で、週に7杯以上酒を飲む人は、週に1杯以下または全く飲まない人よりも、血液中のクレアチニン値が高くなる可能性が30%低いことが判明した。クレアチニン値の上昇は、腎機能障害の強い兆候である。 ブリガム婦人病院の老化研究担当・トービアス・クルス氏は報告書で、「これまでの研究では、適度な飲酒が心血管疾患の予防に役立つことが示されてきたが、飲酒と腎機能低下との関係は不明だった。また、大多数の研究では飲酒が腎臓に有害であると結論づけていた。」と述べた。 彼は、「これが初めて、適度な飲酒が慢性腎臓病のリスクを低下させる可能性を示した。ただし、腎臓病は通常、心血管問題と関連しているため、この結果は驚きではない。今回の研究は、アルコールと疾病予防に関する理解を深める可能性がある。」と語った。 今回の研究結果は従来の考えと大きく異なっているが、研究者らは、これにより人々が飲酒、特に過度な飲酒を腎臓保護の手段として行うべきだとは言わないことに注意を促している。 クルス氏は、今回の研究対象は健康な男性に限られているため、この結論の信頼性、特に女性や患者への適用性についてはさらなる研究が必要であると指摘した。
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