増白莹面方とは、顔面を玉のように白く、光り輝いて美しい状態にする方剤の総称である。この類の薬は顔色を明るくする効果が顕著で、その作用機理は風を除き、血行を促進し、肺を宜しくし、腎を補い、肌を潤滑にし、斑点を消し、肌を明るくし、肌を白くするものである。[方一]羊脂、狗脂各500ml、白芷35g、半夏15g、甘草1個、烏梅15枚。上記薬材を煎じ、白器に盛り、顔に塗る。本方では顔が玉のように白くなる。[方二]白附子、白芷、杜若、赤石脂、白石脂、杏仁(皮・尖除去)、桃花、瓜子、牛膝、鶏糞白、玉竹、遠志(心除去)各10g。上記12味を砕き、ふるいにかけて粉末にする。人乳汁・白蜜各100mlを空腹時に7丸服用し、1日3回。本方では顔が美しく白くなる。[方三]黒牽牛(炒)①g、香白芷、零陵香、甘松、瓜蒌根各60g、茶子、皂角末各120g。上記薬材を細かく粉にし、通常の方法(顔を洗う際使用)に従い、顔を白く、柔らかく、細かく、清潔にする。[方四]白附子、鹿角膠、石塩、白朮、細辛各30g、鶏卵白11個。細かく刻み、まず水1500mlで白朮を煎じ、布で絞って汁600mlを取る。銀鍋で湯煎して200mlを取る。その後諸薬を加え、さらに煮詰めて150mlにする。綿布で濾過し、磁器の容器に貯める。毎夜就寝前に顔を洗った後、拭き乾かして塗布する。本方では顔の肌が潤滑で、鮮やかに白く、玉のように美しい。[方五]荜豆面、白芷、青木香、甘松香、零陵香、藿香各60g、冬瓜子、瓜蒌仁各120g。上記薬材を捣き、ふるいにかけて粉末にし、通常の方法(この薬で顔を洗う)に従う。本方では顔が滑らかで白くなる。[方六]牽牛(生)120g、香白芷、甘松香(土除き)各15g、零陵香30g、瓜蒌根21g、川芎15g、零陵香30g、瓜蒌根21g、川芎15g、細辛、阿膠(炮)各7.5g、猪牙皂角30g、藿香15g、楮桃児60g、藁本15g。上記薬材を共に極めて細かい粉末にし、毎回5gを洗顔時に盆に置き、混ぜ合わせて顔を洗う。朝・晩各1回。本方で顔を洗うと、肌が白く、斑点なく香りがある。[方七]生半夏、量は問わず。半夏を焙乾し、細かく粉にし、米酢で調合して瓶に保存。顔部に頻繁に塗布し、早朝から晩まで続ける。3日後、皂角湯で洗い流す。本方では結節を解消し、瘀血を促進し、風を除き、顔を白くし、肌を細かく柔らかくする。[方八]白瓜子中仁(冬瓜仁)38g、白楊皮15g、桃花30g。搗いて飯後に服用し、毎回3g、1日3回。白くなりたい場合は瓜子を加え、赤くなりたい場合は桃花を加える。30日で顔が白くなり、50日で手足もすべて白くなる。本方では血気を調和させ、肌を潤し、頭面部および手足の黒ずみを治し、光沢を帯びて白くなる。[方九]橘皮、白瓜子各3分、桃花4分。共に捣き、ふるいにかけて粉末にする。飯後、酒で1匙(約1g)を服用する。本方では瘀血を解消し、血行を促進し、全身の肌が白くなる。[方十]烏賊魚骨、細辛、瓜蒌、乾姜、椒各60g、牛髄1000g。上記薬材を細かく切り、苦酒(酢)で3日間浸す。牛髄1000gを煉成し、煎じる。苦酒の匂いがなくなるまで煎じ、薬材を完成させ、顔に塗る。本方では気を調え、血を整え、肌を白くし、色あせを改善する。[方十一]牡蛎90g、土瓜根30g。共に粉末にして、白蜜で調合し、毎晩食事前顔に塗布し、翌朝温かな漿水で洗い流す。風日を避けること。本方では熱を清め、瘀血を消し、肌を潤し、顔を白くする。[方十二]冬瓜1個。青皮を除き、果肉・瓤・種子をすべて使用する。瓜肉を薄切りし、酒1.5升、水1升を加えて煮詰め、竹のふるいで滓を除き、布で再濾過し、膏状に煮詰める。蜂蜜500gを加えてさらに煮詰め、希薄さを調整し、新しく綿で再濾過し、瓷器に貯める。使用時は粟粒大を取り、唾液で調合して顔に塗り、顔を擦る。本方では肌を潤し、顔を白くし、顔面が不潔で、蒼黒く無艶な状態に適している。[方十三]绿豆粉60g、白芷、白及、白蔛、白僵蚕、白附子、天花粉各30g、甘粉、山奈、茅香各15g、零陵香、防風、藁本各6g、肥皂荚2錠。共に細かく粉にし、毎回顔を洗う際に使用する。本方では風を除き、肌を潤し、経絡を通し、肌を香り立たせ、顔を玉のように白くする。[方十四]雲母粉、杏仁各30g。杏仁を湯で浸し、皮と尖を除去し、薬材を細かく研磨し、銀器に入れて黄牛乳で混ぜ、わずかに蒸す。就寝時に顔に塗り、翌朝は漿水で洗い流す。本方では顔面を白く、潤いのある状態にする。[方十五]鹿角1小隻、牛乳1500ml、川芎、細辛、天門冬、白芷、白附子、白朮、白蔛各90g、杏仁14個、酥90g。上記薬材を共に細かく粉にし、まず鹿角を水に100日間浸す。血の臭いを除き、寸断した後、諸薬を牛乳に加え、弱火で煎じ、乳汁が膏状になるまで煮詰める。白絲絹で包んで保管し、残りの薬材は取り出さない。夜に少量の牛乳を乳鉢に取り、鹿角を乳鉢で磨き、汁を取って顔に塗る。翌朝は淘米水で洗い流す。本方を長期間使用すると、顔が若い玉のように白く、光り輝き、艶やかになる。[方十六]冬瓜子仁50g、桃仁40g、白楊皮20g。上記3種を粉にし、飯後服用し、毎回6~9g、1日3回。本方では顔を光沢よく白くし、顔と手が黒くなる症状を治療する。[方十七]瓜蒌瓤150g、甜杏仁50g、猪肚1具。杏仁を熱湯で浸し、皮と尖を除き、猪肚を洗って煮熟する。上記3種を共に糊状にし、毎夜塗布する。本方では黒い顔を白くし、肌を滑らかにし、冬期でもしわにならない。[方十八]猪胰5具、芜菁子60g、瓜蒌子150g、桃仁90g。猪胰を小片に切る(鉄刀を使用しないこと)。桃仁を湯で浸し、皮を除き、芜菁子・瓜蒌子とともに石臼に入れ、適量の黄酒を加え、泥状になるまで捣る。外用して顔に塗布する。本方では顔を白く、美しく、色づきを良くし、風や日差しを避けること。[方十九]益母草300g、煅石膏60g、滑石、蚌粉各30g、胭脂3g、同殻麝1枚。益母草を焼灰にし、濃い米湯で団子を作り、鵝卵大にし、熟灰火で1伏時(一周期)焼き、火が燃え尽きないようにする。燃え上がると黒くなるので、火を止め、粉砕し、再び2回練り、残りの薬材と合わせて粉にし、同殻麝1枚を加え、器に収めて顔を洗う。本方では容貌を保ち、顔を白くし、肌を滑らかにし、瘢痕や粉刺を消す。[方二十]白僵蚕、白芷、細辛を等分する。細かく粉にし、人乳で丸め、芡実大にし、顔を洗って化粧し、翌日に洗い流す。本方では風邪を散らし、肌を潤し、顔を白くする。[方二十一]鶏桑の若枝。陰干して粉末にし、蜂蜜で丸め、梧桐子大にし、毎日酒で60丸を服用する。[方二十二]白芷、白蔛、白附子、阿膠、白膠蜜、白蒺藜、白膠香各等分。量は問わず、豆痕がある場合は乳香を加え、一料に皂角末500gを加え、水で調合して塗布する。本方は顔を白く、明るく、潤いのある状態にする。<増白>
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