純陽真人養蔵湯 【出典】『太平惠民和剤局方』巻六。 【別名】真人養蔵湯(『普済方』巻二一一)、養蔵湯(『杏苑生春』巻四)。 【組成】人参 当帰(蘆を除く) 白朮(焙) 各18g 肉豆蔻(面で包み、煨)15g 肉桂(粗皮を除く) 甘草(炙) 各24g 白芍薬 48g 木香(火を避ける)42g 诃子(核を除く)36g 罌粟殻(蒂・蓋を除き、蜜炙)108g 【用法】上記薬材を粗末に切り、毎服6gを水225mlで煎じ、180mlまで煮詰め、滓を除いて空腹時に温めて服用する。 【功用】腸を収斂して下痢を止める、脾腎を温補する。 【主治】下痢・下痢が長期間にわたり、脾腎虚寒、日夜無制限に下痢し、腹痛は温めることを好む、倦怠感・食欲不振、脱肛・下垂。 【禁忌】服用中は酒、麺類、生冷、魚介類、脂質を避ける。 【加減】腸腑の滑泄が夜間も起こり、長期間治らない場合、炮附子3~4枚を加えることができる。 【方論】本方では罂粟殻を重用して腸を収斂し下痢を止める。肉桂は腎を温め脾を暖める。これらを君薬とする。肉豆蔻は肉桂の脾腎温補作用を助ける。诃子は罂粟殻の腸収斂作用を補助する。人参・白朮は脾を健やかにし気を補い、臣薬とする。長期間の下痢により陰血が耗傷しているため、当帰・白芍は血を養い、栄養を調和させる。木香は気を理し滞りを導く。これらを佐薬とする。甘草は薬を調和させ、白芍と併用して緊急な痛みを緩和する。これが使薬である。合計して腸を収斂し下痢を止める、脾腎を温補する効果を持つ。 |