養栄湯 【出典】『三因極一病証方論』巻十三。 【別名】人参養栄湯(『太平惠民和剤局方・淳祜新添方』巻五)。 【構成】黄耆、当帰、桂心、甘草(炙)、橘皮、白朮、人参各30g、白芍薬90g、熟地黄、五味子、茯苓各Xg、遠志(心除去・炒)、15g 【用法】上記を粗末に切り、毎服12g、水220ml、生姜3片、棗2個を加え、150mlまで煎じ、滓を除き、空腹時に服用する。 【効能】気を補い血を益し、心を養い神を安める。 【主治】脾肺気虚、栄血不足、倦怠無力、食欲不振・息切れ、驚悸・健忘、夜寐不安、虚熱・自汗、咽干・口燥、咳嗽痰白、痩せ細り皮膚乾燥。また外傷潰瘍後、气血不足で寒熱が退らず、体倦・痩弱、食欲不振・息切れ、創口が長期間治らない場合。 【加減】遺精・滑泄には龍骨を加える。咳嗽には阿膠を加える。 【方論】本方において熟地、当帰、白芍は血を補い陰を養う。人参、黄耆、白朮、茯苓、甘草は気を補い脾を益し、陽生陰長、気を補して血を生じさせる。遠志、五味子は心を寧し神を安める。桂心は諸薬を栄へ導き血を生じさせる。陳皮は気を理し、諸薬の補いすぎを防ぐ。諸薬を組み合わせて、共に血を養い気を補い、心を寧し神を安める処方となる。よって気血不足、心神不寧の諸症に効果がある。 |