四逆湯 【来源】『傷寒論』。 【组成】甘草6g(炙) 乾姜4.5g 附子10g(生用) 【用法】上三味を水600mlで煮、240mlに減らし、滓を除き、二回に分けて温く服用する。体格良好者には附子と乾姜を倍量してもよい。 【功用】回陽救逆。 【主治】少陰病、四肢厥逆、悪寒蜷臥、嘔吐腹痛、下痢清穀;神衰欲寐、太陽病誤汗亡陽、脈沈遲微細者。現在では心筋梗塞、心不全、急性胃腸炎嘔吐下痢による水分喪失、急性病大汗出による虚脱に用いる。 【方論】本方において生附子は大辛大熱で、腎陽を温壮し、寒を祛ぎ、逆を救う君薬となる。乾姜は辛熱で、里を温め、寒を祛ぎ、附子の回陽効果を強める臣薬となる。炙甘草は甘温で、気を補い、中を和らげ、附子・乾姜の燥烈な性質を緩和する佐・使薬となる。三味を配合して、回陽救逆の功を発揮する。 【実験研究】強心作用『山西医学院学報』1982(1):18、四逆湯は離体ウサギ心臓の冠動脈血流量および心筋収縮振幅を顕著に増加させ、心拍数への影響は顕著ではない。四逆湯が冠動脈および心筋に与える影響はβ受容体遮断薬の心得安によって弱められる。これは四逆湯が腎上腺素β受容体興奮薬であることを示している。『新中医』1981(1):49、四逆湯単独で附子を使用した場合、強心作用はそれほど顕著ではなく、持続性も乏しいが、甘草および乾姜と併用(これらは強心作用なし)すると、強心・昇圧作用が顕著かつ持続的になる。その理由は甘草のグリチルリチンが類副腎皮質ホルモン様作用を持ち、心筋が附子に対して感受性を高める働きがあること、乾姜が血管運動中枢を興奮させ、血流を促進するからである。 |