生脈散 【来源】『医学啓源』巻下。 【異名】生脈湯(『丹溪心法』巻一)。 【组成】麦門冬1.5g 五味子7粒 人参1.5g 【用法】長流水で煎じ、時を問わず服用する。 【功用】肺を補い、気を益し、陰を養い、津液を生じる。 【主治】熱により気陰が傷ついた場合、体倦怠、気短で言葉少なき、汗多し口渇、咽干舌燥、脈微弱;長期咳嗽による肺虚、気陰両傷、乾咳少痰、短気自汗、脈虚者。現在では中暑、小児夏季熱、機能性低熱およびその他の発熱性疾患で気陰両傷を呈する場合に用いる。また、心不全、ショックなどの緊急状態にも使用される。 【方論】本方において人参は肺気を補い、津液を生じるため君薬とする。麦門冬は陰を養い、肺を清め、津液を生じるため臣薬とする。五味子は肺を収斂し、渇きと汗を止めるため佐薬とする。三薬を合用することで、肺を補い、気を益し、陰を養い、津液を生じる効能を発揮する。 【実験研究】1. 重金属元素の測定『中成薬研究』1986(8):17、原子吸光分光光度計を用いて生脈散中の微量元素を測定した結果、三薬の鉄含有量が最も高く、特に五味子が顕著。次いでマンガン含量も五味子が最も高い。ニッケルは麦冬中に豊富に含まれ、銅・クロムも五味子中に較高であることが判明した。2. 心筋の低酸素耐性の向上『中华医学杂志』1974(4):246、心電図および組織化学法による実験結果から、生脈散は心筋の低酸素耐性を高め、虚血心筋が最も経済的な方法で作動し、心筋の生存時間を延長することが示された。これは虚血心筋の合成代謝およびイオン輸送系を改善し、心筋の酸素およびエネルギー消費を減少させる可能性があるためであり、本方には心臓復蘇に特有の「強心効果」があると考えられる。3. 微循環の改善『辽宁中医雑誌』1984(12):36、生脈散注射液は高分子右旋糖アルデヒドによる実験的微循環障害を改善でき、弥散性血管内凝固の発生を阻断できる。これにより冠動脈疾患、狭心症、心筋梗塞などの臨床治療に実験薬理学的根拠を提供している。 |