升陽益胃湯 【出典】『内外傷辨』巻中。 【別名】益胃湯(『医級』巻八)。 【組成】黄耆60克 半夏(湯洗、脈沈滞者は使用) 人参(蘆頭除去) 甘草(炙) 各30克 独活 防風 白芍薬 羌活 各15克 橘皮12克 茯苓(小便順暢、渇きなしの場合は使用しない) 柴胡 泽瀉(淋症無き場合使用しない) 白朮 各9克 黄連3克 【用法】上薬を粗末にし、毎服9克を生姜5片、大棗2枚と共に加え、水450ミリリットルを用い、150ミリリットルまで煎じ、滓を除き、朝食・昼食の間隔に温かく服用する。 【主治】脾胃虚弱、湿熱が中焦に滞留し、怠惰で眠気、四肢不遂、体重増加および関節腫脹、口苦舌乾、食欲不振、消化不良、排泄不調、小便頻数;また肺疾患を伴い、寒気に怯え、不安定な表情、顔色悪く不和な者。 【方論】本方において人参、黄耆、白朮、甘草は脾胃の気を補益する。柴胡、防風、羌活、独活は清陽を挙げ、風邪を除き、湿を去る。半夏、陳皮、茯苓、澤瀉、黄連は湿を除き、熱を清める。諸薬を合用して、共に益気昇陽、清熱除湿の効果を発揮する。 |