人参敗毒散 【出典】『太平惠民和剤局方』巻二。 【別名】(『類証活人書』巻十七)。 【組成】柴胡(苗を除く)甘草(爛)桔梗 人参(芦を除く)芎藭 茯苓(皮を除く)枳殻(瓤を除き、麸炒)前胡(苗を除き、洗う)羌活(苗を除く)独活(苗を除く)各900g 【用法】上薬十味を粗末に粉砕する。1回に6gをとり、水150mlを加え、生姜・薄荷を少々入れ、100mlまで煎じる。滓を除き、時間を問わず服用。寒多なら熱く、熱多なら温めて服用。 【効能】益気解表、散風祛湿。 【主治】傷寒時気、頭痛項強、壮熱悪寒、身体烦疼、および寒壅咳嗽、鼻塞声重、風痰頭痛、嘔哕寒熱。 【方論】本方の羌活・独活は一身の風湿を善く祛ぐ。解表止痛;柴胡・薄荷・川芎は風邪を疏散し、羌・独の解表疏風を助ける。前胡・桔梗・枳殻・茯苓は理気化湿祛痰;人参は気を補い正気を扶助;甘草は諸薬を調和する。全方では表散薬の中に人参を配合し、正気を補って邪を祛ぐ。まさに呉崑が言うように「正気を培い、邪気を敗る」ということである。総合的に見て、益気解表、散風祛湿の効能を持つ。正気不足で風寒湿邪に冒された場合、または瘡瘍・痢疾初起で上述の症状がある者にも適用可能。 |