甘草乾姜茯苓白術湯 【出典】『金匱要略』巻中。 【別名】甘姜苓術湯(『金匱要略』巻中)、腎着湯(『備急千金要方』巻十九)。 【組成】甘草 白朮 各6g 乾姜 茯苓 各12g 【用法】上四味を水1Lで煮、600mlに減らし、3回に分けて温服する。腰のあたりが温かくなる。 【効能】脾を温め湿を勝つ。 【主治】体労で汗をかき、衣服が冷湿になることにより腎着を患い、身体重く、腰および腰以下が冷え痛む。水の中に座っているよう感じ、腹部重苦しく、口は渇かない。小便は自利し、飲食は通常通り。 【方論】腎に冷湿が入り、離れず滞るため腎着となる。しかし病変は腎の本臓ではなく、腎の外腑にあるため、治療法は腎を温めて寒を散らすのではなく、土を温めて水を制する。本方では乾姜が辛熱で里を温め寒を散らすため君薬とする。白朮、茯苓は健脾利水を臣薬とする。甘草は補気和中、諸薬を調和するため佐使とする。 |