酒後禁欲 酒後は興奮状態となり自制が難しくなるため、性行為中に欲望が抑えられず、精を尽くすまで激しく求めてしまう。これにより陰精が過度に消耗され、心身の健康に深刻な影響を与える。『素問・上古天真論』には、「酒を飲み水のようにし、妄想を常として、酔いながら房事に臨み、精を尽くし、真気を散らし、満ち足りることを知らず、神を適切に使わず、心の快楽のみを追求し、生命の喜びに逆らう。生活習慣が節制なく、故に半百で衰える」とある。 唐代の医師孫思邈は、「酔っているときは房事をしてはならない。酔いながら食事をして房事すると、軽い場合は顔色が悪くなり咳喘を起こし、重い場合は臓腑の脈を損傷し命を落とす」と述べている。明代の龚廷賢も、「大醉の後に房事すると、気は肝腸を枯渇させ、男性は精液が減少し勃起できなくなる。女性は月経が減少し、悪血が滞留し、悪瘡を生じる」と語っている。 酒は甘辛苦味を持ち、性質は非常に熱く、血行を促進し、寒を除き、瘀血を解消する作用があるが、酒の性質が熱すぎると、精血・脂髓を灼焼し、欲火を煽り立て、性欲を亢進させる。一方、性行為は大量の体力と精微物質を消費する。酒後に行う性行為は、酒と色の両方で精血を消耗することになる。まるで漏れのある鍋に猛火をかけて湯を沸かすようなものであり、寿命を著しく短くする結果となる。現代の臨床資料でも、男性・女性の性機能障害、糖尿病、心血管疾患、骨髄炎など多くの疾患が、飲酒後の性行為と関連していることが明らかになっている。 男女の一方が酒後精神亢進し、性欲が高ぶると、相手に対して過剰な性要求を示したり、粗暴な行動を取ったりすることがあり、相手の感情を傷つけることがある。
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