小児嫌食 小児嫌食とは、長期間にわたって食事をあまり好み、食欲不振、甚だしくは拒食となることが主な特徴である。本病の原因は、脾胃虚弱または食事の不規則、育児の不適切、脾胃の不和、運化の失職によるものである。臨床でよく用いられる経験方や民間療法は以下の通り。 [方一] 神曲10~15g、玄米適量。まず神曲を砕き、煎じて薬汁を取った後、滓を除き、玄米を加えて粥にする。 本方は脾の健運失敗による嫌食症に適する。 [方二] 玄米500g、南瓜大半個(または2~3斤)、紅糖適量。玄米を洗い、水を加えて七~八分ほど煮た後、濾して取り出し、南瓜の皮と種を取り除き、塊に切り、油と塩で炒めた後、濾した玄米を南瓜の上に置き、弱火で蒸熟させる。蒸す際に紅糖を加えると味がさらに良い。 本方は脾の健運失敗による嫌食症に適する。 [方三] 鍋焦(炒めて黄褐色にしたもの)、蓮肉各120g。蓮肉の心を取り除き、蒸して乾燥させ、鍋焦と共に細かい粉にし、1回3~5匙、白糖を加え、お湯で溶いて温かいうちに服用。1日3回。 本方は日常的に摂取することで食欲を増進できる。 [方四] 北沙参、玉竹、百合、山薬各15g、豚レバー500~1000g。豚肉を洗い、切り分け、他の薬材とともに水で煮込み、完成後、汁を飲んで肉と薬を食べる。 本方は胃陰不足による食欲不振に適する。 [方五] 鮮石斛12g、玉竹9g、北沙参15g、麦冬12g、山薬10g、甘蔗汁250ml。前5種を水煎して汁をとり、甘蔗汁と混ぜ、茶代わりに飲む。 本方は小児の胃陰不足による嫌食症に適する。 [方六] 鮮麦冬500g、白蜜適量。鮮麦冬を搾汁し、白蜜を加え、水浴で加熱し、飴状になるまで煮る。1回2~3匙、温酒または白湯で溶いて服用。 本方は小児の体虚による嫌食に適する。 [方七] 炒扁豆、党参、玉竹、山栀、烏梅各等分、白糖適量。各薬材を水で一緒に煮込み、豆が柔らかくなったら汁を取って、白糖を加えて飲む。 本方は脾胃虚弱による嫌食症に適する。 [方八] 蚕豆500g、紅糖適量。蚕豆を水に浸けて殻を剥き、乾燥させて粉に(または搾汁して濾し、乾燥させ)作る。1回30~60g、紅糖適量を加え、お湯で溶いて飲む。 本方は脾胃不健、消化不良、食事が入らないことによる嫌食症に適する。 [方九] 韭菜籽9g、小麦粉適量。韭菜籽を粉末にして、小麦粉と混ぜ、餅に仕上げ、蒸して1日3回に分けて服用。連続3~5日。 本方は小児の食欲不振に加えて自汗、顔色蒼白、肌の異常などがある場合に適する。<小児嫌食>
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