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乳癌の各種治療法

乳癌
乳癌の特徴は乳房に腫瘤が出現することである。腫瘤は多くが単発または多発で、縁が不整で硬く、まれにゴムのように柔らかいものもある。初期には動くことができる。乳癌患者の約30%は痛みを感じる。多くは鈍痛である。腫瘍が皮膚を侵犯すると、さまざまな程度の凹みが現れ、「酒窪征」と呼ばれる。腫瘍がさらに進行すると、皮膚が粗くなり厚くなる「橘皮様変化」や皮膚との粘着が生じる。腫瘍が皮膚を侵襲すると潰瘍化する。乳頭からは汁や血液が漏出する場合がある。乳癌が肺、肝臓、骨などに転移すると、それぞれに対応する症状が現れる。中医では、本病の発症は情志の不調と関連しているとされる。臨床で用いられる代表的な民間療法・秘伝は以下の通りである。
[方一]
山慈菇200g、蟹殻100g、蟹爪(爪先付き)100g。共に細末にし、蜜で丸薬とする。1錠10g。1日3回、1回1~2錠。食後に服用。
本方は河北中医伍瑞文の処方。解毒散結の効能があり、乳癌に適応する。
[方二]
乳香、没药各30g、雄黄15g、麝香4.5g。1回9g。陳酒で送る。
本方は『外科症治全生集』より。腫脹散結、鎮痛の効能あり。乳癌に適応する。
[方三]
全蝎6g、蜈蚣2条、核桃4個。核桃を半分に割り、片方の実を抜き出し、両薬を投入。もう片方を合わせて紐で固定し、火にかけて青煙が出るまで焼く。粉末にして2回に分け、黄酒で送る。1日2回。
本方は瘀血散結の効能あり。乳癌に適応する。
[方四]
亀板数枚、黒棗肉適量。亀板を焼き黄にし粉末にし、黒棗肉を潰して、両者を混合して丸薬とする。1日10g。白湯で送る。
本方は滋陰胃気を補い、乳癌に適応する。
[方五]
胡芦巴120g、塩、黄酒適量。胡芦巴を塩水中に浸し、炒って乾燥させ粉末にする。1日10g。1日1回。黄酒で送る。
本方は温寒鎮痛の効能あり。乳癌に適応する。
[方六]
半枝蓮、六耳稜、野菊花各30g。1日1剂。水煎服。
本方は広西南宁反修病院の処方。清熱解毒の効能あり。乳房線維腫に適応する。
[方七]
土貝母、核桃隔、金银花、連翹各15g。1日1剂。酒水煎服。
本方は『姚希周濟世經驗方』より。清熱解毒の効能あり。乳癌潰瘍後に適応する。
[方八]
鮮小檗根30g、豚瘦肉適量。1日1剂。水煎服。
本方は『福建中草薬』より。火を下げる、解毒の効能あり。乳房腫瘍に適応する。
[方九]
蛇蜕、蜂房、全虫各等分。共に細末にし、1日3回、1回5.5g。白湯で送る。1ヶ月を1療程とする。
本方は『腫瘍の予防』より。活血解毒の効能あり。乳癌に適応する。
[方十]
瓜蒌1個、当帰、甘草各15g、乳香3g、没薬8g。1日1剂。水煎服。
本方は『中医腫瘍学』より。活血化瘀の効能あり。乳癌に適応する。
[方十一]
蜈蚣、全蝎各10g、穿山甲12g、海馬10g。上薬を焙干し粉末にし、1日2回、1回1g。黄酒で送る。
本方は『腫瘍の弁証論治』より。活血解毒の効能あり。乳癌に適応する。
[方十二]
王不留行、八月札各30g、山甲片12g。1日1剂。水煎服。
本方は『抗癌中草薬製剤』より。活血解毒の効能あり。乳癌に適応する。
[方十三]
王不留行、天花粉、銀花各9g。1日1剂。水煎服。
本方は『中医腫瘍の予防』より。活血解毒の効能あり。乳癌初発・潰瘍前段階に適応する。
[方十四]
五倍子、雄鼠糞、露蜂房各等分。共に末にし、1回3g。1日2回。
本方は『驗方新編』より。活血散結の効能あり。乳癌に適応する。
[方十五]
五倍子、乳香、没薬各60g、鸦胆子(殻除去)20g。上薬を共に砕き、米酢1250gを加え、弱火で煮詰め、膏状にし、布に敷いて外用。2日ごとに換薬。
本方は『腫瘍臨症備要』より。活血解毒の効能あり。乳癌に適応する。
[方十六]
六稜菊、野菊花、半枝蓮各30g。1日1剂。水煎服。
本方は『実用腫瘍学』より。清熱解毒の効能あり。乳癌に適応する。
[方十七]
白花蛇舌草、仙茅各120g。1日1剂。水煎服。
本方は『新医薬資料』より。解毒助陽の効能あり。乳癌に適応する。
[方十八]
扛板歸、土牛膝、白花蛇舌草各30g。1日1剂。水煎服。
本方は『腫瘍示略』より。解毒活血の効能あり。乳癌に適応する。
[方十九]
狼毒、红枣各500g。両者を共に煮込み、狼毒を除く。红枣を食べる。1回5個。1日2~3回。
本方は『抗癌中薬』より。気を補い、解毒の効能あり。乳癌に適応する。
[方二十]
ミカンオウ根、野ブドウ根各30g、八角蓮、生南星各3g。1日1剂。水煎服。
本方は『腫瘍の診断と予防』より。解毒化痰の効能あり。乳癌に適応する。
[方二十一]
天葵4.5g、貝母9g、煅牡蛎12g、甘草3g。1日1剂。水煎服。
本方は『浙江民間草薬』より。痰を軟化・堅固化を解除する効能あり。乳癌に適応する。
[方二十二]
柴胡、黄芩各15g、蘇子、党参、夏枯草各30g、王不留行30g、牡蛎、瓜蒌、石膏、陳皮、白芍各30g、川椒5g、甘草6g、大棗10枚。1日1剂。水煎服。
本方は『千家妙方』より。清熱解毒、化痰散結の効能あり。乳癌に適応する。
[方二十三]
牛黄3g、乳香、没薬、雄黄、蟾酥各180g、胆矾6g、朱砂、血竭各9g、寒水石、軽粉各6g、蜈蚣30条、蝸牛60条、氷片、麝香各3g。上薬を共に細末にし、水で丸薬とする。芥子大。1回5~6錠。1日1~2回口服。
本方は活血化痰解毒の効能あり。乳癌に適応する。
[方二十四]
蒲公英、地丁各9g、炮甲珠6g、瓜蒌60g、双花15g、当帰30g、黄芪15g、花粉6g、白芷、橘梗各15g、赤芍6g、薤白15g、遠志、宮桂各9g、甘草6g。
1日1剂。水煎服。朝・昼・夕飯の2時間前に3回に分けて服用。
本方は遼寧撫順新賓県病院の処方。清熱解毒、活血化瘀の効能あり。乳癌に適応する。
[方二十五]
苗児根、蛇莓草、石見穿、鉄菱角、大貝母、五爪龍、牛膝各10g、八仙草20g、蛇舌草、半枝蓮、風尾草各10g、粉丹草3g。1日1剂。水煎服。
本方は火を下げる、解毒、攻撃破積の効能あり。熱毒瘀結による乳癌に適応する。
[方二十六]
党参、天冬、桃仁各9g、夏枯草、海藻、昆布各12g、王不留行子、石見穿、黄薬子各30g、漏芦、赤芍各15g、葶苈子、牡蛎、車前子各30g、大棗10個。1日1剂。水煎服。
本方は上海龍華病院の処方。気を補い、活血、軟堅散結の効能あり。乳癌に適応する。
[方二十七]
当帰12g、莪術、山甲各15g、鳖甲24g、昆布、海藻各30g、瓜蒌24g、丹参30g、漏芦、王不留行、皂刺各12g、土茯苓30g。1日1剂。水煎服。
本方は『中医外科治療大成』より。活血解毒、化痰散結の効能あり。乳癌血瘀毒凝証に適応する。
[方二十八]
赤芍、白朮、土別虫、川楝子各9g、当帰、橘核、川断各12g、絲瓜絡、白薇、丹参各15g、柴胡6g、生牡蛎30g。1日1剂。水煎服。
本方は湖北宜昌地区病院の処方。化痰散結の効能あり。乳癌に適応する。
[方二十九]
全蝎、蜈蚣各12g、生穿山甲15g、僵蚕24g、生軍30g、柴胡12g、白芍、木香各9g、乳香、没薬、山栀各12g、青皮、陳皮各9g、連翹12g、橘紅9g、川貝母、赤芍各12g、丹皮6g、蒲公英30g、銀花15g、生甘草5g。1日1剂。水煎服。
本方は江蘇省靖江衛生学校の処方。理気活血、解毒散結の効能あり。乳癌に適応する。
[方三十]
(1) 当帰、貝母、香附、瓜蒌各15g、生地、赤芍、栀子、穿山甲各10g、橘梗、青皮各6g。
(2) 青核桃枝、三七各1500g、甘遂2500g、生甘草1500g。
方(1)は水煎服、1日1剂。方(2)は水500mlを加え、中火で煎じ、薬渣に味がなくなるまで煎じ、濾液を取って薬渣を除き、銅鍋で濃縮して膏状にする。瓷器に保存し、少々の氷片を加え、密封する。使用時は膏を患部に塗布し、ガーゼで固定。48時間ごとに換薬。
本方は山西運城中医腫瘍病院崔和獅の処方。理気活血、軟堅散結の効能あり。乳癌に適応する。
[方三十一]
人工牛黄10g、制乳香、制没薬、海龍各15g、黄芪、山慈菇、香橼、炒三仙各30g、夏枯草、三七粉、首烏、苡仁、地丁、莪術、仙靈脾各60g。共に細末にし、水で丸薬とする。1日2回、1回3g。
本方は中国中医研究院広安門病院の処方。活血解毒、軟堅散結の効能あり。乳癌に適応する。
[方三十二]
瓜蒌、生地各150g、土貝母、生香附、煅牡蛎各120g、漏芦、白芥子、茯苓、炒麦芽各90g、王不留行子、制半夏、当帰、橘葉、炒白芍、小青皮各60g、炮山甲30g、陳皮60g、木通、川芎、甘草各30g。共に細末にし、1日3回、1回6g服用。
本方は上海嘉定県蕭双壮の処方。理気化痰、活血散結の効能あり。乳癌に適応する。
[方三十三]
当帰、生地、白芍、川芎、陳皮、半夏、川貝母、茯苓、青皮、遠志、橘梗、蘇葉各4g、栀子、木通、甘草各3g、香附6g、生姜1枚。1日1剂。水煎服。
本方は北京中医药大学の処方。清肝活血、解鬱化痰の効能あり。乳癌Ⅱ期手術後の患者に適応する。
[方三十四]
青皮、生甘草、山慈菇、土貝母各10g、蒲公英、夏枯草、天門冬各15g、生黄芪、
枸杞子、六神曲、焦山楂各10g。水煎服。1日1剂。2回に分けて服用。
本方は北京名医段鳳午の処方。解毒散結、肝を疏し正気を補う。
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