妊娠腹痛。妊娠期に胞脈の滞りまたは栄養不足により気血の運行が不順となり、小腹部の痛みが生じる状態を指す。本症の原因は主に血虚、気郁、虚寒などである。【方一】黄酒500ml、卵黄14個。2種をアルミ鍋に入れて弱火で煮詰め、とろみがついた状態まで煮る。冷ましてから容器に保存しておく。本方は血虚による妊娠腹痛に適する。【方二】大棗10個、寧夏枸杞30g、子鶏(500g)1羽。鶏を毛・内臓を取り除き洗浄し、大棗・枸杞とともに煮て鶏肉が柔らかくなるまで調理。鶏肉と汁を一緒に摂取する。食事時に少量の精塩を加えて味を整える。本方は血虚による妊娠腹痛に適する。【方三】陳皮・木香各3g、瘦肉2000g。陳皮・木香を焼き脆くして粉にし、備えおく。鍋に少量の食塩を入れて熱し、肉片を投入し、数分炒める。適量の水を加えて煮込み、仕上げに陳皮・木香の粉・食塩を加え、混ぜ合わせる。肉と汁をともに摂取する。本方は気郁型妊娠腹痛に適する。【方四】緑茶・緑萼梅各6g。上記2種を沸騰したお湯で煎じ、茶として頻繁に飲む。本方は気鬱型妊娠腹痛に用いる。【方五】烏骨母鶏1羽(約500g)、草果・草豆蔻各5g。鶏を洗い、草果・草豆蔻を腹内に詰め、竹串で切口を縫い、水を加えて煮て熟す。調味後摂取する。本方は虚寒性妊娠腹痛に適する。【方六】草豆蔻仁2個、高良姜9~15g、生姜汁30~50ml、羊肉100~120g、小麦粉120~150g、黄牛乳・新鮮な蓮藕各適量。草豆蔻を焙って砕き、高良姜を粉末にし、羊肉を細かく切り、焦げ目がつくまで炒める。これら3種を小麦粉・生姜汁・牛乳とともに糊状に調え、蓮藕の孔に灌入し、満たす。甑(または籠)で蒸して熟す。食事後または就寝前に少量ずつ摂取する。本方は虚寒性妊娠腹痛に適する。<妊娠>
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