養心湯1 【出典】『仁斎直指』巻十一。 【組成】黄耆(炙)白茯苓、茯神、半夏曲、当帰、川芎各15g、遠志(肉を取り、姜汁で浸し、焙乾)、辣桂、柏子仁、酸棗仁(浸し、皮を除き、紙で包んで炒香)、北五味子、人参各7.5g、甘草(炙)12g 【用法】上を粗末にし、毎回9gを取る。生姜5片、大棗2枚を加え、水煎して、空腹時に服用する。 【主冶】心虚血少、驚惕不寧。 【加減】水飲内停、怔忡心悸がある場合、槟榔、赤茯苓を加える。 【方論】心は血を主とし、神を蔵す。心経の気血不足により、神を養うことができず、神が不安定となり、驚悸不寐を生じる。治療は益気養血、補心寧神を以てすべきである。本方では参、耆によって心気を補い、芎、帰によって心血を養い、二茯、遠志、柏仁、棗仁、五味子によって心を寧め神を安める。さらに半夏曲で胃を和み痰を化し運化を助ける。辣桂は辛散して酸収を制し、甘草は諸薬を調和する。これにより益気補血、養心安神の効果を発揮する。 |