宣風散 【出典】『小儿薬証直決』巻下。 【組成】槟榔 2個 陳皮 甘草 各15g 牽牛 120g(半生半熟) 【用法】上記を細末にする。2~3歳児は蜜湯で15gを調え、3歳以上は3gを食前に服用する。 【功効】気を破り、積滞を消し、痰を化し、水を逐う。 【主治】小児の食積気滞、腸胃失運により慢驚となり、腹膨満便秘、胸闷気喘を呈する。また、水腫、水湿内停、大便不通、小便甚少者にも用いる。 【禁忌】慢驚が虚証の場合には禁忌。 【方論】本方では牽牛を重用し、苦辛で善に走るため、二便を通利し、積滞を攻撃し、水を逐う。それに伴い槟榔を補助し、気を破り、消化を助ける。佐として陳皮を用い、気機を調理し、痰を化し、胃を和らげる。甘草を用いて諸薬を調和する。総合的にこの方剤は、積滞を攻撃する力が専門的である。よって、小児の慢驚で痰積食滞に属する場合に適用できる。また、牽牛・槟榔が痰を泻し、水を逐うため、水腫に対しても使用可能である。 |