ウトウ煎 【来歴】『金匱要略』巻上。 【別名】大ウトウ煎(『金匱要略』巻上)。 【组成】ウトウ大者10g(皮を熬ぎ、砕かず) 【用法】水600mlを用い、200mlまで煮詰め、滓を除き、蜂蜜400mlを加え、水分が尽きるまで煎じ、400mlを得る。強者には140ml、弱者には100mlを服用する。効かない場合は翌日再服用するが、一日に2回服用してはならない。 【功効】積を破り、寒を散らし、痛みを止める。 【主治】寒疝、脐の周囲の腹痛、発作時には冷汗が出、手足が厥冷し、脈が沈緊なる者。 【方論】本方のウトウは大辛大熱であり、深層の寒邪を治し、痛みを止める効能がある。蜂蜜と共に煎じることで、ウトウの毒性を緩和し、鎮痛効果を高め、効果持続時間を延ばす。二薬を合用することで、陽虚による内臓の積寒、寒気が固着して発生する寒疝腹痛に使用できる。ただしウトウは有毒であるため、長時間煮詰め、用量および服用方法に注意し、中毒を防ぐ必要がある。服用後に呼吸・脈拍の加速、脈の間歇、甚だしくは昏睡などの中毒症状が出た場合、直ちに救急処置を行う。 |