葳蕤湯 【出典】『備急千金要方』巻九。 【組成】葳蕤白薇麻黄独活杏仁芎藭甘草青木香各6g(木香がない場合は、麝香0.3gで代用可)石膏9g 【用法】上記九味を哎咀(粗く刻む)する。水800mlを用い、300mlに減らし、滓を除き、二回に分けて服用し、汗を出す。 【効能】滋陰清熱、宣肺解表。 【主治】陰虚外感風熱、発熱頭痛、咽干舌燥、気喘有汗、胸脘痞闷、体重嗜睡、苔白、脈浮者。 【禁忌】服薬中は海藻、菘菜を避ける。 【加減】一寒一熱の症状がある場合、朴消7.5g、大黄9gを加えて下剤とする。 【方論】本方では葳蕤を陰を補い津液を生じさせるために君薬とする。白薇、石膏は熱を清め血を涼めるために臣薬とする。麻黄、杏仁は肺気を宣降させ邪を透達し喘息を平らげる。独活、芎勞、青木香は経絡を舒展し、気血を理するため佐薬とする。甘草は熱を清め毒を解し、諸薬を調和するため使薬とする。よって、外感に伴い津液不足がある場合に用いることができる。 |