桃核承気湯 【出典】『傷寒論』。 【別名】桃仁承気湯(『医方類聚』巻五十四 引『傷寒括要』)。 【組成】桃核50個(皮・尖を除く) 桂枝6g(皮を除く) 大黄12g 甘草6g(炙) 芒硝6g 【用法】上5味を水700mlで煮、前4味を取って300mlにし、滓を除き、芒硝を加えて再び火にかけ、わずかに沸かし、火を下げる。空腹時に温かいうちに100mlを服用し、1日3回。軽い下痢を促す。 【功効】血を破り、瘀血を下す。 【主治】瘀熱が下焦に蓄積し、少腹部が緊張し、便は黒く、小便は自利し、甚だしくは錯乱し、煩渴し、精神が狂うように見える。夜に発熱し、また血瘀による経閉、痛経、産後悪露が出てこず、脈が沈実または澁くなる者。 【方論】桃核は血を破り、瘀血を促進する。大黄は瘀血を下し、熱を泄する。この2薬を併用することで、下焦の瘀熱を逐う。これが主薬である。桂枝は血を活発にし、絡を通す。芒硝は熱を泄し、堅さを軟らかくする。これが臣薬である。炙甘草は甘く平和で、中を調和し、芒硝・大黄の峻攻の性質を緩める。これが佐使薬である。諸薬が相乗して、共に血を破り、瘀血を下す効果を発揮する。 |