四逆散 【来源】『傷寒論』。 【组成】甘草(炙) 枳実(破り、水漬、炙乾) 柴胡 芍薬 各等分 【用法】上四味を搗いて細末にし、白飲で和じ、3gを服用。一日三次。 【功用】肝を疏し、脾を和し、鬱を解き、熱を透す。 【主治】少陰病、陽気が里に郁し、熱厥を生じる場合。また、肝の条達失調により気鬱し、厥を生じ、手足厥冷、咳、悸、小便不利、腹中痛、泄瀉下重、脈弦細。 【加減】咳あり者には五味子、乾姜を加え、下痢を主とする。悸あり者には桂枝を加える。小便不利あり者には茯苓を加える。腹中痛あり者には附子を加える。泄瀉下重あり者には薤白を加える。 【方論】本方は肝を疏し、鬱を解く、肝脾を調和する祖方である。柴胡は肝鬱を疏し、清陽を昇じて鬱熱を外へ透かす作用があり、君薬となる。芍薬は血を養い、陰を収斂し、柴胡と相配することで、一昇一斂となり、鬱熱を透かしつつ陰を傷めず、臣薬となる。佐薬として枳実を用い、気機を散らし、疏暢の効果を増す。炙甘草は緊急を緩め、中を和らげ、諸薬を調和する使薬となる。 【実験研究】平滑筋および循環器系への作用『泸州医学院学報』1980(2):9、四逆散複方はマクロファージ機能に対して顕著な促進作用を示した(P<0.005)。ウサギ腸管に対して明確な抑制作用および抗痙攣作用を有し、血圧を上昇させ、心筋収縮力を強化し、心拍数を増加させる。四逆散が上述の平滑筋および循環器系に及ぼす作用は、含まれる枳実に関係していると考えられる。 |