芍薬地黄湯 【出典】『外台秘要』巻二、『小品方』より引用。 【別名】犀角地黄湯(『備急千金要方』巻十二)。 【組成】芍薬12g 地黄30g 丹皮9g 犀角屑3g 【用法】上四味を切る。水1升で煮て400mlに減じ、滓を除き、毎回温めて200mlを服用し、一日二次。 【効能】清熱解毒、涼血散瘀。 【主治】熱盛動血、吐血、鼻血、尿血、便血者;蓄血発熱、口を潤すが飲まず、腹は満たないが自覚的に痞満感あり、大便黒く易く排泄される者。熱擾心営、神昏谵語、斑色紫黒、舌绛起刺者。現在は急性出血性紫斑症、血小板減少性紫斑症、急性黄色肝萎縮、広範な血管内凝固、尿毒症、急性白血病、斑疹傷寒、敗血症、疔瘡腫痛など熱入営血に属するものに用いる。 【加減】熱如狂者には黄芩6gを加える。 【方論】本方において犀角は営を清め血を涼め、清熱解毒を主とし、君薬とする。生地黄は熱を清め血を涼め、陰液を養うため臣薬とする。芍薬は営を調和し熱を泄し、丹皮は血分の伏熱を泄し、血を涼め瘀血を散ずる。これらは共に佐・使となる。四薬相合して、清熱のなかに陰を養い、涼血のなかに瘀血を散ずる作用があり、熱入血分の治療に要方である。 |