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三物備急丸

三物備急丸
【出典】『金匱要略』巻下。
【別名】大黄備急丸(『医学人門』巻七)
【構成】大黄30g 干姜30g 巴豆30g(皮・心を除き、焼いて外から脂のように研ぐ)
【用法】上薬はいずれも新鮮かつ精選したものとする。まず大黄・干姜を末にし、次に巴豆を研ぎ、上記の末と混ぜ、均一に攪拌して散剤とする。または煉蜜で団子状にし、器に密閉して保存する。大豆大3~4個を1回服用し、温水で送る。もし薬が飲み込めない場合は頭を起こし、咽頭に強制的に流し込む。わずかに時間をおけば治る。もし効果がない場合はさらに3個を服用する。腹部が鳴れば吐き下し、即座に治る。口が開かない場合も、歯を折って灌下する必要がある。
【効能】寒積を攻撃し、逐う。
【主治】寒実冷積が内に停まり、心腹が突然暴発的に膨張痛となり、痛みは針刺しのよう、気急、口噤、大便不通。
【方論】巴豆は辛熱峻下で閉塞を開放する。干姜は辛熱で中を温め脾を暖める。大黄は苦泄通降で、巴豆の辛熱の毒性を制し、また巴豆の下剤作用を協力させ、さらに大黄の寒性は巴豆・干姜の熱性により大きく減ずる。よって三薬を併用することで、寒積を攻撃・逐う効果を発揮する。

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