三仁湯 【出典】『温病条辨』巻一。 【用法】杏仁15グラム 飛滑石18グラム 白通草6グラム 白蔻仁6グラム 竹葉6グラム 厚朴6グラム 生薏苡仁18グラム 半夏15グラム 【用法】上薬を甘瀾水2升に加え、750ミリリットルになるまで煮詰める。1日3回服用。 【功効】清熱利湿、湿濁を宜暢する。 【主治】湿温の初期、頭痛悪寒、身重疼痛、舌白渴不欲、脈弦細而濡、面色淡黄、胸闷不飢、午後身熱、陰虚に似た状態、病は迅速に治らない。 【方論】本方では杏仁で上焦の肺気を宣通させ、気化によって湿化を助ける。白蔻仁で中焦の湿滞を開き、濁を化す。薏苡仁は脾を補い湿を滲ませ、湿熱を下より排出させる。この三藥を主として「三仁」と名づけている。輔して半夏、厚朴は湿を除き痞を消し、気を行い満を散らす。通草、滑石、竹葉は湿熱を清利する。諸薬を併用し、共に上を宣通し、中に暢通し、下に滲す剤となり、清熱利湿、湿濁を宜暢する作用を持つ。 |