清胃散1 【出典】『脾胃論』巻下。 【組成】生地黄 当帰身各0.9グラム 牡丹皮1.5グラム 黄連1.8グラム(質が劣る場合はさらに0.6グラム加える。夏期は倍量) 升麻3グラム 【用法】細末にし、すべてを1回分として用いる。水230ミリリットルを用い、150ミリリットルになるまで煎じ、滓を除いて冷たい状態で服用する。 【功効】胃を清め、血を涼め、 【主治】胃中に積熱あり、上下の歯痛が忍び難く、頭部に牽引感を伴い、顔面全体が熱を感じる。歯は寒さを好み、熱を嫌う。あるいは歯茎が紅腫し、潰瘍出血する。または唇・口・頬・腮が腫れ痛み、口臭が強く熱感があり、口舌乾燥、舌紅苔黄、脈滑大而数。現在では三叉神経痛、口腔炎、歯周炎で胃火上炎を呈する場合に用いる。 【方論】本方において黄連は苦寒で火を泻し、胃中の積熱を清める。生地黄、丹皮は陰を滋し、血を涼め、熱を清める。当帰は血を養い、血を和らげる。升麻は火を散らし、毒を解し、陽明経の誘導薬としても働く。五薬が配合され、共に胃を清め、血を涼める効果を発揮する。 |