培土養陰湯 【来歴】『不居集』上集巻十。 【組成】製首烏9g 丹参 扁豆 穀芽各3g 白芍 車前各2.5g 蓮肉4.5g 猪腰1具 【用法】水煎服。 【効能】腎を益し、脾を健にする。 【主治病】虚労、食欲不振、痰多、陰分不足、自汗盗汗、遺精。 【加減】陽経火盛、痰嗽喘急の場合は、保金湯を加える;心脾気虚による出血の場合は、苡仁、藕節6~9gを加える;積瘀、胸膈膨満の場合は、白茅根3gを加える;血中気滞の場合は、降香2.5gを加える;气血大虚の場合は、人参、燕窩各9gを加える;尾閭骨痛の場合は、鹿角霜3gを加える;下痢不止の場合は、脐帯を加える;汗多の場合は、桑葉3gを加える;咳嗽止まらない場合は、枇杷葉、佛耳草各2gを加える;遺精の場合は、芡実、蓮須各3gを加える。 【方論】形不足の者は気で温め、精不足の者は味で補う。今虚労の人には、気を温めれば火が生じ、精を補えば濡泄が起こる。六味、四物、生脈などは適さない。本方では製首烏を君薬として、精を固め血を養い、地黄の功を有しながら地黄の滞りを避けている。猪腰を臣薬として、腎を補い精を生じ、生血の功を有しながら胃を敗す虞がない。扁豆・穀芽は脾陰を補い肺金を燥らせず、丹参・蓮肉は心腎を交通させながら陰血を耗さず、白芍は酸収して肝を緩め、車前は小便を利せば精気を走らせず、いずれも佐使薬である。これらを配合して、脾を扶し肺を保ち、肝腎を平補し、虚労陰分不足、食少痰多の者に極めて適している。 |