秘方化滞丸 【来歴】『丹溪心法附余』巻三。 【組成】南木香(堅実なものを選び、火を通さず)、丁香(苞を除き、火を通さず)、青皮(四花のもの、瓤を除く)、紅橘皮(水に浸し、白を除く)、黄連(大きなもの)各7.5g、京三稜(弱火で煨る)、莪術(弱火で煨る)各15g、半夏曲(白浄な半夏を粉にし、生姜汁で練り、乾燥させて餅状にする)7.5g 【用法】上薬8味を乾燥させ、共に細末にし、巴豆の殻を除き、滾湯で泡立て、逐一砕いて心膜を除き、瓦器に盛り、良質の酢で一宿浸す。弱火で酢が乾くまで煎じ、18gと量り、細末にし、前薬末と混ぜ、更に均一に研磨する。さらに烏梅(肉厚のもの)を核を砕き、細かく刻み、火で焙乾し、細末にし、15gと量り、米酢でわずかに調合し、弱火で膏状に煎じ、前薬に混ぜ合わせ、全体を均一にし、白面24gを水で調合して糊として丸め、粟米大とする。毎服5~7丸、体強者10丸。五更空腹時に橘皮湯で調合して服用する。常服は滞りを解消し、通泄を望まぬ場合は津液で飲み込む。食滞や満腹感がある場合は枳殻湯で服用。何らかの積物がある場合はその汁を冷やして服用。食後に吐き続けている場合は津液で飲み込み、即座に止める。食下痢が続くこと、および霍乱嘔吐がある場合は冷水で服用。赤痢は冷甘草湯で服用。白痢は冷乾姜湯で服用。心動悸は石菖蒲湯で服用。赤白痢は冷甘草・乾姜湯で服用。諸気痛は生姜・橘皮湯で服用。小腸気痛は茴香酒で服用。婦人血気は当帰湯で服用。積を宣泄したい場合は滾湯で服用し、さらに丸数を増やす。利下が強い場合は冷水一口を飲んで補う。小児は年齢に応じて加減する。疳積の常服は米飲で服用し、時を問わず服用可。本薬は熱ければ作用し、冷えれば作用停止。 【功効】気を理し、積滞を化する。 【主治】食積気滞、心腹膨満痛。 【禁忌】妊娠中は服用しないこと。 |