栝楼薤白白酒湯 【来源】『金匱要略』巻上。 【組成】栝楼実1枚(捣す)薤白12g 白酒700ml 【用法】上三味を一緒に煮て200mlにし、二回に分けて温かく服用する。 【効能】陽を通し、結を散らし、気を行い、痰を化す。 【主治】胸陽不振、気滞痰阻により胸痹を生じ、喘息咳唾、胸背痛、短気、寸口脈沈而遲、関上小緊数なる者。 【方論】本方は胸陽不振、痰濁上壅により起る胸痹を治療する。栝楼は痰を化し、痹を通し、気を理し、胸を広げることを主としている。薤白は胸陽を温通し、結を散らし、気を下ろすことを臣としている。さらに白酒は辛散して上行し、胸中の陽を温煦するとともに、胸膈の気を疏通することを佐使としている。三薬が合し、痰濁が化され、胸陽が振興され、気機が通れば、胸痹は自然に除かれる。 |