九味羌活湯 【出典】『此事難知』巻上、張潔古より引用。 【別名】大羌活湯(『医方類聚』巻六十二、『経験秘方』より引用)、羌活衝和湯(『傷寒全生集』巻二)。 【組成】羌活5g、防風5g、蒼術5g、細辛1.5g、川芎、香白芷、生地黄、黄芩、甘草各3g 【用法】上記9薬を咀嚼し、水煎して服用する。汗を急いで得たい場合は熱い状態で服用し、粥や汁物を併用する。緩やかな発汗を望む場合は温かく服用する。また、湯や粥の補助は不要である。 【効能】発汗して湿を除き、裏熱を清める。 【主治】風寒湿邪に感し、悪寒发热、無汗、頭痛項強、肢節の酸楚疼痛、口苦而渇を呈する者。 【方論】本方の主薬である羌活は上行して散らし、肌表の風寒湿邪を除き、四肢の痛みにも効果的である。防風・蒼術は発汗して湿を除き、羌活の解表散邪を助ける。細辛・白芷・川芎は風寒を散らし、湿痹を宣通し、気血を巡らせて頭身の疼痛を除く。さらに黄芩・生地黄を用いて、裏熱を清めつつ、諸薬の温燥を制する。甘草は諸薬を調和する。この9薬を合用することで、発汗して湿を除き、裏熱を清める効果が得られる。外感風寒湿邪に里熱の徴候を伴う場合に適応する。 |