椒梅湯2 【出典】『温病条辨』巻三。 【組成】黄連6g 黄芩6g 乾姜6g 白芍(生)9g 川椒(炒黒)9g 烏梅(核除く)9g 人参6g 枳実4.5g 半夏6g 【用法】上薬を水1.6升にて煎じ、600mlに減じ、3回に分けて服用する。 【功効】虫駆除、暑邪除去。 【主治】暑邪が厥陰経に深く侵入し、舌が灰色、渇き、心下部の硬結、嘔吐悪心、虫の吐出、寒熱、下痢血水、甚だしくは声が出ない、上下の隔離を呈する者。 【方論】本方は仲景の烏梅丸を化裁したものである。川椒・烏梅・黄連の三味は極めて辛・酸・苦の薬であり、虫駆除殺虫の主薬となる。黄芩を加えて黄連の暑邪除去作用を助ける。乾姜を加えて川椒の虫駆除作用を強めるとともに、脾胃を温め土気を補う。土気が衰えれば木気が乗じるため、白芍で肝を柔らかくし、人参で虚証を補う。心下部の硬結があるため、枳実で気を破り痞満を消す。嘔吐悪心・虫の吐出があるため、半夏で逆気を降ろし嘔吐を止める。諸薬を併用して、虫駆除・暑邪除去の効果を発揮する。 |