保安万霊丹 【出典】『外科正宗』巻一。 【別名】万霊丹(『濟陽綱目』巻一) 【構成】茅術240g、全蝎、石斛、天麻、当帰、甘草(炙)、川芎、羌活、荊芥、防風、麻黄、北細辛、川烏(湯泡、皮を除く)、草烏(湯泡、皮・尖を除く)、何首烏各30g、明雄黄18g 【用法】上薬を細末にし、煉蜜で丸め、弾子大とする。毎30gを4丸、6丸、9丸に分ける。年齢・体格・病勢の緩急に応じて選用する。事前に朱砂18gを細末にして衣として用い、磁器の缶に収める。悪瘡初起または瘡疽が十日程で膿が出ない場合、すべて服用すべきである。連須の大葱白9本を煎じ、200mlの湯を作り、薬1丸を熱く溶かして服用する。被物をかけて発汗させる。服用後に汗が出遲い場合は、再び葱白湯で促す。その後必ず淋洗のごとく汗が出、徐々に衣服を覆っても汗は自ら収まり、自然に止まる。病が未形成の場合は即座に消える。既に形成された場合は高腫となり、膿を破る。諸疾に表証が伴わない場合は、発散不要であり、ただ熱酒で溶かして服用すればよい。服用後は風を避けて、粥を食う。 【主治】瘡疽、療毒、対口、発頤、湿痰流注、附骨陰疽、鶴膝風症。左半身不遂、右半身不遂、口眼歪斜、半身不遂。気血凝滞による全身走痛、歩行困難、偏墜疝気、偏正頭痛。破傷風、歯関節緊閉など。 【禁忌】服用中は冷物、房事禁ず。妊婦は服用不可。 |