加減黒逍遙散 【出典】『医略六書』巻二十六。 【組成】生地150克柴胡15克(塩水炒)白芍45克(酢炒)丹皮45克(炒黒)山薬90克(炒)茯苓45克(乳拌蒸)阿膠90克(蒲灰炒)荊芥灰45克地榆90克(炒炭) 【用法】上記の薬材を散剤とする。童便で調えて毎服9克を服用する。 【主治】溺出純血、脈弦数濡澁者。(尿血) 【方論】熱鬱により陰を傷つけ、衝任を攝せぬため、血が収斂されず、膀胱に渗み、溺出純血となる。本方において地黄は陰を滋し水を壮め、生用すれば最も止血に効く;柴胡は熱を解き清を昇し、塩炒により下へ導く;阿膠は陰を補い血を益し、蒲灰炒珠はさらに血を散じ定める;白芍は陰を敛い血を益し、濃酢炒により肝脾に引き入れ血を収斂する;茯苓は小便の孔を滲利し、乳拌により陰血を耗さない;山薬は脾陰を補い、炒黄により血を摂る;丹皮は血を涼め止血する;荊芥は血を和し理する;地榆は血を涼め涩め、溺血を止める。散剤として童便で調えて服用し、小便を清利させ、熱が尿より泄れ、衝任が完復し、血室が寧静となり、血がすべて帰れば、溺血は自然に治る。 |