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緊危上丹

緊危上丹
【来歴】『産育宝慶集』巻上。
【組成】乳香 五霊脂 硫黄(研) 太陰玄精石(研) 陳皮(白を除く) 桑寄生 真阿膠(炙り、捣える) 卷柏(生) 各等分
【用法】上薬八味、分別に細末にし、後四味を混ぜ合わせ、石器内にて微火で炒め、焦げさせず、再び極めて細かく砕き、その後余の薬を加え、生地黄汁で糊をつくり、梧桐子大の錠剤とする。毎服20~50丸、空腹時に温酒または当帰酒で送る。
【功効】陰陽を調和し、栄血を補養する。
【主治】産後失血過多により気は附かない状態となり、唇青、肉冷、汗出粘涼、目瞑神昏、あるいは痰鳴気喘、生命が垂れかかる状態。
【方論】産後血を失いすぎると陰は陽を収束できず、真陽が上浮する。気は附かないため気は摂取できない。血は心を養えないため神は養われない。その結果、上記諸症が現れる。治療は陰陽を調節し、栄血を補養することである。本方では硫黄が火を補い元陽を強化し、玄精石が陰を補い真精を養い、阿膠は血を補い栄を養い、桑寄生は腎を補い精を生じ、卷柏は栄血を調節する。生地黄汁で錠剤を作る意図は、陰陽を調節し水火を救済し、栄血を調和させ呼吸を正常にし、危機を転換して安泰にするのである。

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