鶏鳴散2 【出典】『朱氏集験方』巻一。 【組成】槟榔7個、陳皮、木瓜各30g、吳茱萸6g、桔梗15g、生姜(皮付き)15g、紫蘇茎葉9g 【用法】上薬を粗末にし、8回に分け、前日から水750mlを用い、弱火で375mlまで煎じ、滓を棄て、水500mlを加えて滓を煎じ、200mlを取る。2回の煎汁を合わせ、床頭に置き、翌朝五更に2~3回に分けて冷たいまま服用する。冬はやや温めるのも可。服用後は餅菓子などで押さえる。服用しきれない場合は、翌日に少しずつ摂取してもよい。この薬を服用し、天明頃には黒い便約1碗が出るはずで、これは腎臓に感した寒湿毒気が排出された証である。朝食の前後には痛みが止まり、腫れも消える。薬力が過ぎたら、食物を摂取する。 【功用】行気降濁、化湿通絡。 【主治】湿脚気。足脛腫重無力、行動困難、麻痺冷痛、または拘攣上衝、甚だしくは胸悶泛悪。 【方論】本方において槟榔は質が重く、下に達し、行気逐湿を主とする。木瓜は湿を化し、絡を通す。陳皮は気を理し、湿を燥する。紫蘇葉、桔梗は気機を宣通する。吳茱萸、生姜は寒邪を温散する。諸薬を合用して、共に行気降濁、化湿通絡の効能を奏する。 |