藿香正気散 【出典】『太平惠民和剤局方』巻二。 【組成】大腹皮、白芷、紫蘇、茯苓(皮を除く)各30g、半夏曲、白朮、陳皮(白を除く)、厚朴(粗皮を除き、生姜汁で炙る)、苦桔梗各60g、藿香(土を除く)90g、甘草(炙)75g 【用法】上薬を細末にし、毎服6gを水150mlに加え、生姜3片、大棗1枚を添えて、100mlまで煎じ、熱いまま服用する。汗を出したい場合は衣類を覆う。 【功用】解表化湿、理気和中。 【主治】外感風寒、内傷湿滞、発熱悪寒、頭痛、胸膈満闷、脘腹疼痛、悪心嘔吐、腸鳴下痢、舌苔白腻など。 【方論】本方において藿香は芳香化温し、和中止嘔し、かつ風寒を発散する作用を有する。紫蘇、白芷は辛香発散し、藿香の外散風寒を助けるとともに、芳香化濁も兼ねる。厚朴、陳皮、半夏曲は行気燥湿し、和中消滞する。白朮、茯苓は健脾去湿する。大腹皮は行気利温する。桔梗は肺を宜し、膈を利する。生姜、大棗、甘草は脾胃を調合し、薬性を和らげる。諸薬を合用して、共に解表化湿、理気和中の効能を成す。 |