化虫丸 【出典】『太平惠民和剤局方』巻十。 【構成】胡粉(炒)1.5kg、鶴虱(土を除く)1.5kg、槟榔、苦楝根(浮皮を除く)各1.5kg、白礬(枯)375g 【用法】上薬を末にし、面糊で丸め、麻子大とする。1歳児は5丸を服用。温い漿水に人麻油1~2滴を加え、調合して服用する。温い米飲でも可。時を問わず服用する。虫が細小なものはすべて水に化し、大きなものは自然に排泄される。 【効能】腸中の諸虫を殺す。 【主治】小児虫積。腹痛は時々作るが、上下に往来し、または結聚して団状となり、吐水や涎沫を伴い、食欲旺盛だが痩せ、面色青黄となる者。 【方論】本方において鶴虱は諸虫を殺す作用があり、驅虫の要薬である。苦楝根皮は蛔虫、蛲虫を殺す。槟榔は绦虫、姜片虫を殺す。その他、枯礬、胡粉もいずれも殺虫効果を持つ。諸薬を併用することで、殺虫効果がさらに優れる。ただし、本方の胡粉は毒性が強く、多用・長期服用は避けるべきである。 注:『医方集解』に記載された化虫丸は、本方より芜荑、使君子を追加している。 |