甘露飲1 【出典】『太平惠民和剤局方』巻六。 【別名】甘露飲子(『閻氏小児方論』)。 【構成】枇杷葉(毛を刷き落とす) 乾熟地黄(土を除く) 天門冬(心を除き焙る) 枳殻(瓤を除き麸炒) 山茵陳(梗を除く) 生乾地黄 麦門冬(心を除き焙る) 石斛(芦を除く) 甘草(炙る) 黄芩各等分 【用法】上記薬材を末にし、1回6gを水150mlで煎じ、100mlまで煮詰め、滓を除き、食後および就寝前、温かいうちに服用する。小児は1回を2回に分ける。 【効能】熱を清め、陰を養い、気を行い、湿を利する。 【主治】胃中の客熱、歯痛・口臭、歯肉腫瘍潰瘍、膿血の出るとき;目瞼の垂れ下がり、常につりあがっている;空腹時に心烦、食欲不振;目赤腫痛、冷薬に耐えない;口舌の瘡、咽喉の腫痛;疮疹の発疹有無;脾胃に湿が侵入し、瘀熱が内にあり、酔飲や房勞によって湿熱が相搏し、黄疸を生じ、身面が黄くなり、肢体微腫、胸悶気短、大便不調、小便黄澀、時々身熱。現在では口腔炎、咽炎、歯肉腫痛、慢性扁桃体炎で陰虚かつ湿熱がある者に用いられる。また眼科工業的眼灼傷、角膜実質炎にも使用される。 |