甘露消毒丹 【出典】『医効秘伝』巻一。 【別名】普濟解毒丹(『温熱経緯』巻五)、甘露消毒丸(『中薬製剤手帳』)。 【構成】飛滑石450g 淡芩300g 茵陳330g 藿香120g 連翹120g 石菖蒲180g 白蔻120g 薄荷120g 木通150g 射干120g 川貝母150g 【用法】上記薬材を粉末にし、1回9gを水で調え、1日2回服用。または神曲糊で丸め、弾子大にし、水で溶かして服用。 【効能】熱を清め、湿を利し、濁を化し、毒を解する。 【主治】瘟疫、暑温、湿温、邪気が気分にある場合。発熱、目黄、胸闷腹膨満、肢酸、咽腫、丹疹、頤腫、口渇、下痢、舌苔は薄白または厚膩、あるいは舌心が乾焦。また瘧疾、痢疾、淋濁、疮疡にも適用。現在では急性胃腸炎、腸傷寒、伝染性黄疸型肝炎、钩端螺旋体病など湿熱並重の症例に用いる。 【方論】本方では滑石、茵陳を重用し、木通と配合して熱を清め湿を利する。黄芩、連翹と貝母、射干を組み合わせて熱を清め毒を解し、咽頭を利し結節を散らす。石菖蒲、白豆蔻、藿香、薄荷は芳香で湿濁を化し、気機を暢通させる。これにより熱を清め湿を利し、濁を化し毒を解する効能を発揮する。 |