甘草小麦大棗湯 【出典】『金匱要略』巻下。 【別名】甘麦大棗湯(『金匱要略』巻下)、大棗湯(『普濟本事方』巻十)、枣麦甘草湯(『会約醫鏡』巻十四)。 【組成】甘草9g 小麦9~15g 大棗10枚 【用法】上三味を水600mlで煮、300mlに減らし、2回に分けて温服する。 【効能】養心安神、補脾益気。 【主治】婦人、蔵陰不足により蔵燥を生じ、精神恍惚、悲しみ欲哭、自控不能、呵欠頻発、甚だしきには言動失常。現在はヒステリー、更年期障害、神経衰弱などに用いられ、心陰不足型に適用される。 【方論】本方において小麦は味甘微寒で、心を養い神を安めるため君薬とする。甘草は味甘平で、脾を補い気を養い心気を助けるため臣薬とする。大棗は味甘温で、中を補い気を養い、蔵燥を潤すため佐薬とする。これらを合わせて使用し、共に養心安神、補脾益気の効果を発揮する。 |