防己地黄湯 【来歴】『金匱要略』巻上。 【組成】防己7.5g 桂枝22.5g 防風22.5g 甘草7.5g 【用法】上四味を酒200mlで12時間漬け、絞って汁を取る。生地黄1kgを咀嚼して、1時間蒸し、絞って汁を取る。銅器にて上記二種の薬汁を混ぜ合わせ、二回に分けて服用する。 【功用】陰を滋し、血を涼め、風を祛し、絡を通す。 【主治】風入心経、陰虚血熱、病如狂状、妄行、独語不休、寒熱なし、脈浮。又は血虚風勝、手足蠕動、瘈疭、舌紅少苔、脈虚神倦、陰虚风湿化熱、肌膚紅斑疼痛、状如遊火。現在はリウマチ関節炎、類风湿性関節炎、ヒステリー、てんかんなど、陰虚熱伏の状態に用いる。 【方論】本方において生地黄を重用して真陰を滋し、血を涼め、養うことを君とする。防己は経絡の風湿を善く搜し、併せて熱を清める。防風、桂枝は栄衛を調和し、肌を解き、風を疏する。甘草は脾胃を調補し、諸薬を和らげる。これらが配合され、共に陰を滋し、血を涼め、風を祛し、絡を通す効果を発揮する。 |