地黄飲1 【来源】『聖濟総録』巻五十一。 【组成】熟乾地黄(焙)巴戟天(心を除く)山茱萸(炒)肉苁蓉(酒浸、切、焙)附子(炮裂、皮・脐を除く)石斛(根を除く)五味子(炒)桂(粗皮を除く)白茯苓(黒皮を除く)各30g麦門冬(心を除く、焙)遠志(心を除く)菖蒲各15g 【用法】上薬を砕く。毎服9g、水150mlに生姜3片、大棗2枚(割破)を加え、100mlまで煎じ、滓を除き、空腹時に温めて服用する。 【功用】滋陰助陽、化痰開竅。 【主治】暗痱。下元虚衰、虚陽上浮、痰濁上泛、舌強不能言、足廢不能用。現在は中風後遺症、各種脊髄病変の偏枯・失語で精虚痰実者に用いられ、全身性痒疹にも応用される。 【方論】本方において熟地黄、山茱萸は肝腎の陰を滋補し、石斛、麦門冬は陰を養い津液を生じ、虚火を清める。巴戟天、肉苁蓉、附子、肉桂は腎中の真陽を温養する。上記八味は陰陽並補し、腎虚を治療する。さらに菖蒲、遠志、茯苓は痰を化し、竅を開き、心腎を交通させる。五味子は散逸した真気を収斂する。生姜、大棗は薬を調え、中を和らげる。これらが配合され、共に補腎填精、化痰開竅の効果を発揮する。 按:『宜明論方』巻二「地黄飲子」は本方に薄荷を加えたものである。主治は同様。 |