導痰湯 【来歴】『重訂厳氏濟生方』。 【組成】半夏(湯泡七度)120g 天南星(炮、皮を除く)橘紅 枳実(瓤を除く、麸炒)赤茯苓(皮を除く)各30g 甘草(炙)15g 【用法】上薬を砕いて煎じる。毎服12gを水300mlに加え、生姜10片を添え、240mlまで煎じ、滓を除き、食後に温めて服用する。 【功効】湿を燥らせ、痰を豁き、気を行い鬱を開く。 【主治】痰涎が盛んに盛り上がり、頭目眩暈;または痰飲が留積して散らず、胸膈痞塞、胁肋膨満、頭痛吐逆、喘息痰嗽、涕唾が稠粘、座臥不安、食欲不振。 【方論】方中、南星は湿を燥らせ痰を化し、風を祛り結を解く。枳実は気を下ろし痰を行う。これら二味を君薬とする。半夏は湿を燥らせ痰を祛ぐ作用に専ずる。橘紅は気を下ろし痰を消す。これらは臣薬となり、君薬を補助して豁痰順気の力を強める。茯苓は湿を滲ませ、甘草は中を調和させる。これらが佐使薬となる。全方共に湿を燥らせ痰を化し、気を行い鬱を解く効果を発揮する。気順則痰自ずから下降し、眩暈昏厥は除かれ、痞満脹満は消える。 |