大青龍湯 【来歴】『傷寒論』。 【組成】麻黄12g(節を除く)、桂枝4g(皮を除く)、甘草5g(炙)、杏仁6g(皮・尖を除く)、生姜9g(切る)、大棗10枚(擘く)、石膏20g(砕く) 【用法】上七味を水900mlで煮、麻黄を先に煮て200ml減らし、上澄みを除き、他の薬材を加えて300mlまで煮詰め、滓を除き、温めて100mlずつ服用する。微かに汗が出るようにする。汗が多すぎる場合は、温粉で粉を塗る。一度で汗が出れば、その後の服用を停止する。再服用すると、汗が多すぎて陽気が亡失し、悪風、烦躁、眠れない状態となる。 【功用】発汗解表、清熱除煩。 【主治】外感風寒、併せて里熱あり、悪寒・発熱、身痛、無汗、烦躁、脈浮緊。また、溢飲(上記症状を伴う喘咳・顔面浮腫)にも用いる。 【方論】本方は麻黄湯に麻黄・甘草の量を増やし、石膏・生姜・大棗を加えたものである。麻黄湯は発汗解表を主とするが、本方では麻黄の量を増やすことで発汗解表作用が強化される。石膏は内熱を清め、煩躁を除く。甘草を倍にし、姜・棗を加えるのは中気を和らげ、営衛を調え、汗の源を助けるためである。諸薬を合用して、発汗解表、清熱除煩の効果を発揮する。 |